寛治三年(1089)以来の長い歴史をもち、宗派を問わず信徒が集う大法要が行われております。
当山に伝わるお経会は圓尋僧正が寛治3年1089年に如法堂を建て毎年4月10日より20日まで国土安泰平・無病息災を祈り、又死者の冥福を祈念されたのが始まりです。
本堂にて、大太鼓が響きわたり、鐘の音と共に、各約二時間のお経が唱えられます。毎回沐浴して身を清めた職衆と呼ばれる僧侶たちにより厳修されます。
初仏様、ご先祖様のご供養を行っております
勤行のひと時、声明と読経の荘厳な響きの中でご先祖様へお香を捧げ、懐かしい方々の在りし日のお姿に想いを馳せてはいかがでしょうか。
930年間法要されている仏様と共に、初仏様やご先祖様を、永代供養いたしませんか
ご戒名もしくは俗名(生前のお名前)を伺い、当院が永久的に読経して供養いたします。
※昨今では 一人暮らしの方や子供のいない方が生前から準備をされる方が増えています。
永代過去帳に記載された方には、毎年、お経会の案内をいたしておりますので、どうぞご参詣ください。
永代供養料 一仏様 3万円~
御供養の読経は、当院の「使者の間」「大広間」にて参詣できます。
ご自由にお上がりください。
読経
10日 20時~
11日~18日 13時~
19日 13時~・20時~
20日 13時~ 約3時間
行の時間は、行事内容により前後いたします。
塔婆とうばとは・・・故人を供養する為に用いられます。又、塔婆とうばを立てる=「善を積む」と言われています。
一本塔婆料 千円
お経会期間中毎日、お経・ご詠歌があげられ、供養されます。
院内には八十八ヶ所を模した霊場があります。百体以上の石仏があり、一体ずつ拝むことで、八十八ヵ所参りが出来ます。
又、お地蔵さまのお顔がそれぞれ違いますので、亡き父母様等、故人のお顔に似たお地蔵さまを見つけ、赤いむねあてを掛け、供養にて、無病息災・家内安全・開運等の御祈願をされています。
おむね供養料 5百円
経紙清め
実相院お経送り 4月20日
お経会最終日、午後1時より法要が始まり4時過ぎにお経送りとなります。書写した経巻と永代・一般供養の過去帳を神輿に納め、白衣に鳥帽子・わらじ姿で担ぎだされます。
神輿の下を三回くぐると、無病息災がかなえられると伝えられています。
神輿は仁王門を通り読経され、山路を巡り経塚へ納められます。